規制と野放し!

今日のNHK特集では、トラック運転手の苦しい実情が紹介されていた。

トラック業界の競争の激化、到着時間保証、そして、これとは裏腹に速度制限装置の装着した速度規制だ。

もちろん、速度の超過が重大な事故の一因になっていることは疑いなかろう。
安全運転のための装備の装着義務を課すことも必要だろう。


しかし、素朴な疑問は感じまいか?
速度規制があるのは、運転手もトラックの製造メーカーも皆知っているはずだ。
なのに、トラックメーカーは速度超過のできる(要するにスピードの出せる)トラックを
作ることができて、そうやって野放し状態で製造されたトラックに、ユーザーである
零細な運送会社に速度制限装置の装着を義務づけるとは、
日本の行政や立法はどうなっているのだろうか?


大手は野放し、そして中小には負担を強いる規制を掛ける。
おかしな話ではないか。