「逮捕する」で反則金納付が急増とか・・・

 今日のYahooニュース(共同通信)に

「逮捕する」効果てきめん 反則金納付、アクセス急増

という見出しのニュースがあった。再三の出頭要請に応じない悪質ドライバーへの逮捕予告をしたそうである。悪質ドライバーには厳に罪を償ってもらいたいものだ。

 出頭要請で思い出すのだが、もう1年半ほど前。路上に車を止めて戻ってくると黄色い札が・・・。なんだか、汚い文字で書き込みもあるがよく解らない。とりあえず次の日に所轄の警察署に行ってその黄色いお札を外して貰う。なんだか、水色っぽい紙を渡そうとするが、「言い分があるから、聞いて書いてくれる」というと担当警察官たち大慌てを始める。『ひっ、否認ですか、ならば調書を作成するので』と簡易取り調べスペースに移動。しばらくすると「今日は実際に取り締まった担当者が非番なので調書は作成できない。後日来て欲しい。」。などとぬかす。私が「なんども来るのは面倒だから、その反則切符をくれれば、あとで交通反則通告センターでいうから、反則切符をくれよ」と言っても「渡せない」と引き渡し拒否をしてくれる。不思議な組織だ。
 数日後、担当者と称する者から電話があるが、出張などで1度断ると「また日を改めて調整させてくれ」という。はいはいいいですよ。

 そして、しばらく日にちはながら、交通反則通告センターの役割を果たしている、警視庁交通捜査課墨田分室から出頭要請の通知が届く。???。なんでかなぁ???
 道交法上、反則者を認めると告知書(反則切符)を渡して告知しなければならないのに、高輪署の告知書引き渡し拒否により、告知されていないんだな、これが・・・。さっそく墨田分室に電話で理由を聞くと、理由は「告知書の完全受取拒否」となっているという。
 まったく、困ったものだよね。警察官が法定の手続きミスをして処分ができないつじつまを合わせるために、虚偽の理由で公文書をねつ造してまわしているのだから。
 結構、用意周到な私、警察署での会話を全部録音していたので、私が「切符渡瀬」、署員が「渡せない」という押し問答している部分を証拠として添付して、墨田分室に駐車違反容疑に関する上申書と告訴状(虚偽公文書作製罪と特別公務員職権乱用罪)を送付してあげました。

 しばらくして「うちは、交通関係係りなので、この件についてはよくわかりません」と全て一式送り返してくれました。「では、担当できる部署にまわしてくれ」と言っても「よく解りません」の一点張り。「『交通捜査課』という看板外したほうがいいんじゃない。『交通捜査しない課』とか、まずい『捜査はやらない課』とかに名前変えた方がいいんじゃない」と好き放題言ってみたが、も君を聞く公務員の立場になると、「いくらでも言わせておけ、聞き流せばいいんだから」モードに入ることを知っているので仕方がない。とりあえず受話器を置き、110番に電話して、文句。「ここは、緊急電話番号なので・・・」というのを「警察官が似せ調書で、人を罪に陥れようとしていることが緊急でないのか」と怒りつつ、110番で案内して貰った当直への電話番号に電話して愚痴・・・。とりあえず、そのまま一式を警視庁に送りつける。
 約1ヶ月後、「調べてみましたが、そのような事実は確認できないので、告訴状は受理できない」とまた送り返してきた

 こんどは、検察庁かな・・・と電話。電話に出た検察事務官であろう、声からすると先輩の方は、「確かに、検察でも告訴は受けられますが、できましたら、告訴は警察にしてほしい。検察庁にも捜査権はあるものの、それは2次捜査権といいまして、警察から送検された事件を、どう処理するかをするための捜査権で、事件を最初から捜査する1次捜査権は所轄の警察ということになりますので・・・。」と丁寧に、でも拒否攻撃には間違いない。
 しかし、ゴネにごねる私。電話はとうとう、交通課の担当検事のところに繋がった。女性検事さんだ。この人は落ち着いていた。さすがは色々な犯罪者と百戦錬磨しているだけのことはあるのか、それとも、交通関係の書類書きばかりやってモヤモヤしているところにちょうど暇つぶしになっちゃったのかな。それはまあ良いとして、会話はと・・・
 「どういうご用件でしょうか?」
 「5月17日付けで送検されている、駐車違反容疑について、調書作成者が虚偽公文書を作製した恐れがあるので、確認したい」
 というと、
 「では、公文書開示請求ですね。それなら、担当部署をご紹介しますが、捜査中の事件なので、開示請求されても非公開になると思いますが」
 と、ピシャリとなかなかたいしたものだ。
 「いえいえ、公開請求しなくても、起訴前までの取り調べのときに確認するのでその時でいいですよ。こちらは、即決裁判手続きには応じないので刑事訴訟法による正式裁判で争いますので」と応戦。
 「いえ、呼び出しはしません」
 「どういうことですか?」
 「この件は、呼び出しをしない決定をしましたので」
とりあえず戦いは終わった。うーん、さっき「捜査中のものは非開示」と言っていたけど、もう決定をしたのか? 電話中に?

 さて、それから1年と少しがたちましたが、「不起訴通知」も「起訴猶予」の通知も、勿論呼び出し状も、当然起訴状も来ない。どういうことなんでしょう?。

 なーんだ、争いたかったのに。標識が街路樹で視認できないのだから、徹底的に争いたかったわ。正式裁判で。。。国選弁護人を付けて貰ってね。
 だって、人殺しのような凶悪犯でも税金で国選弁護人を付けて貰えるのだから、駐車違反容疑などとても優良な国民じゃない。憲法で保証れさた権利なのだからより優良な国民が要求しても、何ら問題ないよねぇ。
 まあ、道路交通法違反の人がみんな「犯罪者の権利」を主張すると、たちまち検察事務と裁判所事務が崩壊するな。きっと。

 言い訳がましいですが、自称優良運転手なのですよ。21歳の時いらい、無違反ですからね。18年間。