映画「シリアナ」
この映画は中東石油利権を巡る、アンダーグラウンドのドロドロした物語ですな。
買収有り、暗殺有りの何でもありの世界と、貧しい暮らしから神を信仰して自爆テロをする若者。
現実の世界はいつも現在進行形。すなわち尻切れトンボ。現実世界を描けば描くほど物語は完結できず、この映画もやはり仕切りれトンボの感は否めない。
- なぜ暗殺を防ごうとして、車列に横から車で併走するのか?
- なぜあの状態で、CIAは王子を暗殺する必要性があるのか?
- なぜ、自爆テロリストは高いミサイルをボートに乗せて、タンカーに突っ込んだのか?
まあ、この映画のようにCIAが凄いのなら、もうとっくにウサマ・ビン・ラディンをやっつけているだろうし、ワールドトレードセンタービルはまだ存在しているだろう。
言えることは石油利権のように莫大なお金が絡むところでは裏の醜い戦いに勝たなければならないということだ。日本は尖閣列島の利権争いを中国から勝ち取れるのだろうか。映画では買収有り、暗殺有りの何でも有りだったのだが・・・