奈良の女児誘拐殺害事件で死刑判決がでましたが・・・

 今日は奈良の女児誘拐殺人事件で死刑判決がでしまた。犯人は事実を認め、死刑を望んでいる(反省はしていないようですが)ようですが、 被告人の意志を無視して弁護側が控訴したそうですね。(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060926i105.htm
 まったく、単なる死刑廃止のためのパフォーマンスなのか、「人権派」と自称する弁護士の自己満足なのかは知りませんが、社会感情を逆撫でする非人道的な行為だと私は思います。

 死刑適用関しては、1983年に最高裁が判示した永山基準というものがあります。これは、長山被告を死刑にするための基準だと思うのですが、「被害者が1人の場合には死刑を適用しないかのような基準」として後に悪いように援用され続けてきました。この悪用は広島の木下さん事件でもなされ続けました。今回の判決では、

被害者数に触れ、「数だけをもって死刑を回避すべきではない」

と、永山基準の悪用を断ち切ったことに意義があるでしょう。

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