自衛隊に守ってもらおう

 最近、連続して小学生が襲われて殺害されるという凄惨な事件が発生してしまった。通学路で自宅からすぐ近くで事件が発生しただけに、身近な危険を感じないわけにはいかない。しかも、栃木の事件は、住宅造成が放棄された場所で、地域住民が行政に対応を求めていた場所だというではないか。
 何か対応をと思っても、学校の教員は教員でその仕事があり、警察も毎日全ての通学路に貼り付けるには大幅増員が必要だろう(*1)。一応、警察さんは、普段から治安維持のための活動をやっているのだからね。また、いくら行政といえども、お金が無尽蔵にあるわけではなく、お金のかかる要望を全て聞くわけにもいかないのが現状でしょう。
 安全を確保し続けるためには、それを恒久的に続けなければなりません。しかし、ボランティア活動などでは限界があり、なかなか恒久的に続けることはできません。やはり税金を払っているのだから、税金で雇っている人たちに安全な社会を築いてもらいたいものですね。

 公務員の増員無しで、既に雇っていて、普段は働いていない*2人達がいるではありませんか自衛隊。確か20万人以上いるはずで、いざというときのために日夜訓練に勤しんでくれています。災害派遣や海外の嫌な活動(*3)など、あまり人がしたがらないことをやってくれる頼もしい人ですよ。普段の訓練の合間のスケジュールを調整して頂いて、学校の下校時間、人気のない場所を歩いて頂くとか、交通量のないところを車で通行して頂くというのは如何でしょう? これなら、野外訓練という名目で、こなせるでしょうし、余分な国費を投入しなくても済みそうだし、恒久的に続けられそうでしょうから・・・。そして自衛隊を身近に感じるようになれば自衛隊の広報活動の一環にもなりますしねぇ。
 なによりも子供が安全になるから・・・。

*1:しかし、交通安全週間になるとやたら沢山街頭に警官が溢れているが、この人達は普段何をやっているのだろうと疑問に思うのは私だけか?

*2:失礼っ、ただ、役割の中心は国防という戦争(とその抑止)で役に立つと言う意味から、現時点で戦争をしていないというにみで、「働いていない」と表現しています。自衛隊が「本来の仕事」をすることがない世界が続くことを祈ります。

*3:イラクのこと