高濃度酸素

 今朝テレビ番組で高濃度酸素のことを特集していましたね。私は高濃度酸素が仕事上必需品である戦闘機パイロットから、呼吸器内科医まで友達がいますが高濃度酸素についての評価は様々です。

 言えることは、酸素不足で体調が不良で有るとき以外は高濃度酸素を吸う意味はないと思います。最近では90%酸素を作る機械も市販されているようですが、90%を長く吸うと間違いなく身体に毒ですね。まず航空性中耳炎になる可能性が大です。高濃度酸素が鼓膜の裏側まで充満すると高濃度酸素により中耳炎になるというのです。私も飛行機に乗るときに100%酸素を吸ったときは注意されました。「ちゃんと耳抜きして下さいね」と。
 それから、身体は必要な量の酸素を取り入れようとしますが、過剰に酸素があると余分に酸素を取り入れなくなります。要するに酸素の取り入れる力がなくなります。不必要に高濃度酸素を取るとよくないのです。ちなみに友人の呼吸器内科医は健康ブームの高濃度酸素の効果には否定的です。さらに医療現場でも100%酸素を48時間連続で入れると患者は必ず死ぬらしいのです。なので48時間以内に回復しないと駄目なのだそうな。

 まあ、テレビに特集していたからと言って必ずしも良いとは限りませんからご注意を。

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