夕張市の職員が大量退職

 読売新聞の記事「夕張市職員、110人以上退職へ…給与削減響く」では、北海道の夕張市の職員が大量に辞めているという。財政破綻のため財政再建団体入りするので給与削減は仕方が無かろうが平均30%減、年収は42歳モデルで4割減となるのでは辞める人が出ても仕方が無かろう。

 さらに

退職手当も段階的に減るため、生涯賃金は、今年退職した方が定年まで勤務するよりも多くなる職員が出てくるという

とすると、この人達は今後勤め続けるとただ働き以下の状態なのだから、当然仕事を辞めてしまうでしょうね。

 しかし、夕張市の例でわかるように、財政が破綻すれば背に腹は代えられないということでしょうかね。でも、公務員には雇用保険が掛けられていないので一般の会社員などのように失業保険はなく、退職金は失業保険の代わりの部分もあるはずなので、退職金削減は非常に厳しいのだ。そして、給料削減に耐えて残るとしても、公務員は法律で副業が禁止されているために、生活の足しにアルバイトなどをすることもできない。今後、公務員になろうとするものが激減するのでしょうか?

 これはまだ夕張市だけで起きている現象ですが、これが国レベルで起きればどうなるのでしょうか? 特に優秀な人は辞め、他には職がない人が公務員として集まって、そのような人が国の政策を決めるようになった場合、その国はどうなるのか???考えただけでもゾッとします。

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